どうやって処分するの?

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マットレス
の処分方法

マットレスの処分方法5選!手順・安い捨て方を紹介

■マットレスの不用品回収方法を要約

  • マットレスの処分方法は主に5種類
  • 安く・早く済ませたい方は不用品回収業者への依頼がおすすめ

マットレスの不用品回収業者

マットレスの不用品回収について

マットレスを処分する方法を5つ紹介

まずマットレスを処分する具体的な方法についてご紹介します。マットレスの処分方法として、主に次の5つがあります。

粗大ごみとして自治体に回収してもらう

日本全国各地の市町村では、マットレスなどの大型ごみの回収を行っています。そこで、粗大ごみとして、自治体に回収してもらうのが一つの方法です。

粗大ごみの出し方は自治体ごとにルールが決められています。一般的に、事前に自治体のウェブサイト等で粗大ごみ回収のルールを確認し、ネットや電話でマットレス回収について申し込みます。そして、指定の回収費用をコンビニエンスストアなどで払い、シールを受け取ります。そのシールをマットレスに貼り、予約した回収日時に指定の回収場所に出します。

自治体に回収してもらう方法は、処理費用が1,000円から2,000円程度と安価であることがメリットです。ただし、ごみ回収場所まで自分でマットレスを運び出しておかなければならず、高齢の方や女性の方には不便という面があります。ただし自治体によって、そのような家庭について対応してくれる場合がありますから、電話で相談してみるといいでしょう。

解体して家庭ごみに出す

大型のごみは粗大ごみとして個別に自治体に回収してもらう必要がありますが、細かく解体すれば一般の家庭ごみとして出せます。マットレスを解体するためには、ハサミやカッターよりも、ボルトカッターと呼ばれる道具が必要です。ホームセンター等で数千円程度で購入できるでしょう。このボルトカッターで細かく解体していきます。

ただし、ボルトカッターを使ってもマットレスの解体はとても時間がかかる作業です。1日では終わらず、何日もかかることがあるかもしれません。時間に余裕があり、「費用をかけずに処分したい」という方なら、チャレンジしてもいいかもしれませんが、あまりおすすめできる処分方法ではありません。

不用品回収業者に依頼する

自治体に回収を依頼する以外の方法に、不用品の回収を専門に行う業者に依頼する方法があります。自治体の回収では、所定の収集場所まで自分でマットレスを運びこまなければなりませんが、不用品回収業者なら自宅まで取りに来てくれるため、自分で重たいマットレスを動かす必要がありません。高齢の方や小さな子どもがいてなかなか手を動かせないといった方にもおすすめです。

ただ、不用品回収業者に依頼する場合は、自治体の処分に比べて費用がかかります。そのため、いくつかの業者に金額を見積もってもらうことが大切です。マットレスの大きさや、集合住宅の場合はエレベーターがあるのかなど、それぞれの条件によって金額が変わります。

新品を購入したときに回収してもらう

家具店や寝具店の中には、新しいマットレスを購入すると、古いマットレスの回収を行ってもらえる店があります。費用は店によって異なりますが、マットレスの注文1回あたり3,000円程度。例えば、「ニトリ」なら購入した家具と引き取る家具が同数量・同容量なら、1回の注文につき4,400円。「IKEA」なら、配送サービスを利用して、新しく購入したマットレスと同種・同サイズのものなら、購入商品の配送時に不要なマットレスを無料で回収してくれます。

新品のマットレスが届くときに、同時に古いマットレスを処分できるので便利です。ただしそのような回収を行っていない店もあるため、興味がある場合は家具店に問い合わせてみるといいでしょう。

ネットオークション・フリマアプリ・地域の掲示板で売る

不要なものを処分する方法として、ネットオークションやフリマアプリを利用する方法が一般的になっています。これは昔からある、地域の情報掲示板と同じようなシステムです。これらの方法で、マットレスを探している人を見つけて、その人に販売することができます。

ただし注意点は、マットレスの運搬にはかなりの費用がかかること。宅配業者に依頼すると、1万円以上かかる場合があります。買い手が見つかっても、その運搬費用をどちらが負担するのか、あらかじめ条件を決めておいたほうがトラブルになりにくいでしょう。

また、買い手が見つかって不要なマットレスを売ることができればメリットが大きいですが、買い手が見つかるまでに時間がかかったり、ネットオークションやフリマアプリ自体に慣れていない方はそのやりとりに手間やストレスを感じたりする可能性があります。

マットレスの寿命はどれくらい?種類ごとに違う?

そもそも、マットレスはどのくらいの期間使うと寿命を迎えるのでしょうか?マットレスの寿命は種類ごとに異なるため、下記を参考にしてください。また、いつも寝ている部分がへこんできたり、反発力がなくなってきたりきしみがひどいと感じるようになったりしたら、買い替えどきと判断していいでしょう。さらに、カビが生えて不衛生な状態になる、寝ていると体が痛く感じるようなら、早めに交換するといいでしょう。

スプリング

マットレスの内部にばね状のスプリングが入ったタイプです。多数のバネが互いにつなぎあった構造で、寝る人の体をしっかり支えてくれます。スプリングタイプのマットレスは、定期的に頭側と足側の位置を入れ替えたり、マットレスの表と裏を入れ替えたりして、正しくメンテナンスすれば10年近く持ちます。

ウレタン

ウレタンという素材でつくられたマットレスもあります。代表的なウレタンマットレスに、高反発マットレス、低反発マットレスがあります。非常に弾力性が高く、ウレタンの弾力で体を支える構造で、体にフィットしやすいマットレスです。ウレタンのマットレスの寿命は、スプリングタイプよりも短めで、3年から5年程度が目安です。

ポケットコイル

ポケットと呼ばれる布袋にスプリングが入っていて、これがたくさん敷き詰められた構造になっているマットレスです。スプリングコイル同士がつながっておらず、体重がかかった部分だけ沈むため、体全体への負担が少ない特徴があります。このポケットコイルのマットレスは寿命が長めで、だいたい8年~10年ほど持ちます。

不用品回収業者を選ぶ際のコツ・注意点

もし不用品回収業者にマットレスの回収を依頼するなら、次のようなことをポイントにおさえておきましょう。

失敗しない不用品回収業者の選び方

不用品回収業者の中には、作業中に追加料金を求めてきたり、回収したマットレスを不法投棄したりする悪徳な業者もいます。事前に問い合わせして、回収の料金がいくらになるのか聞いて、きちんと明確に金額を提示し真摯に対応してくれる業者を選びましょう。

悪徳業者の注意方法

他の業者に比べて極端に安価な金額を提示してくる業者は、後から追加料金を請求してくる可能性があります。また金額について問い合わせたときに、きちんとした見積書を提示せず、粗雑な対応をしている業者も注意が必要です。悪徳業者のトラブルに巻き込まれないためにも、ウェブサイトで「一般廃棄物許可証」があるか確認することも一つのチェックポイントです。

マットレスの処分・回収に関するよくある質問

マットレスの処分や回収に関するよくある質問とその回答をご紹介します。

Q.自治体の清掃工場に自分で持ち込むことはできますか?

A.自治体にある清掃工場に、直接自分でマットレスを持ち込める場合もあります。自治体に回収を依頼する場合、実際に回収してもらえる日がかなり先になることもありますので、自分で持ち込む場合はそのような方法を考えてもいいでしょう。必ず事前に、自治体に問い合わせて持ち込みが可能か確認することをおすすめします。

Q.ベッドとマットレスを一緒に回収してもらえますか?

A.自治体の回収の場合は、ベッドとマットレスのそれぞれについて回収を依頼しなければならず、場合によって同じ日に回収してもらえない可能性もあります。一方、不用品回収業者ならベッドとマットレスを一度にまとめて回収してもらえるでしょう。ただし料金は、ベッドとマットレスそれぞれにかかりますので、ご注意ください。

Q.マットレス以外にも処分したいものがあるときは?

A.引っ越しなどで、マットレス以外にも処分したい家具がたくさんあるときは、不用品回収業者に相談するのがおすすめです。自治体の粗大ごみ回収では、粗大ごみの種類ごとに申し込みを行い、一度に回収してもらえないことも考えられます。不用品回収業者なら、自宅まで引き取りに来てくれて、まとめてすべて回収してもらえて便利でしょう。

マットレスの処分方法まとめ

マットレスの処分には、粗大ごみとして自治体に回収してもらうのが一番費用を抑えられます。ただ、依頼してから回収してもらうまで時間がかかり、予約がいっぱいならすぐに回収してもらえないことが考えられます。もし新しいマットレスを購入していたり、引っ越し時期が迫っていたりするなら、不用品回収業者への依頼がいいのではないでしょうか。処分にかかる費用と期間を考えて、最適な処分方法を決められるといいでしょう。

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