どうやって処分するの?

犬のイラスト

段ボール
の処分方法

段ボールの処分方法5選!費用や捨て方の注意点を紹介

■段ボールの不用品回収方法を要約

  • 段ボールの処分方法は主に5種類
  • 安く・早く済ませたい方は不用品回収業者への依頼がおすすめ

段ボールの不用品回収業者

段ボールの不用品回収について

目次

段ボールの処分方法は5種類

段ボールの処分方法は、大きく分けて5種類あります。段ボールは、燃えるゴミではなく、リサイクルに活用する「資源ごみ」として扱うので、処分の際には注意が必要です。それぞれの処分の方法について、特徴をまとめてみました。

処分方法①資源ごみとして自治体に回収してもらう

最も身近な方法は、資源ごみとして、自治体に回収してもらう方法です。指定された日・場所に、いわゆる「ごみ出し」をすれば、処分してもらえます。資源ごみの回収日は、燃えるごみなどに比べると、回収頻度が少ないのが特徴です。月に1回しかない地域もあり、出し忘れると、自宅に段ボールが溜まってしまう原因になってしまいがちです。

自治体回収を利用するには、回数が少ない指定日を忘れないように注意する必要があります。さらに、決められたルールを守ってごみ出しをしなければ、回収してもらえずに放置されたり、返却されたりすることもあるので、気をつけなければいけません。自治体の公式サイトなどで、収集所やごみ出しに関する決まり事が掲載されているので、必ず確認しましょう。また、段ボールが汚れている場合は、リサイクルに利用できないこともあります。宅配ピザの容器など、油が付着しているものなども回収できません。その場合は、細かく破って、燃えるごみとして捨てることになります。

処分方法②段ボール専用の回収ボックスに持っていく

リサイクルへの取り組みとして、自治体やスーパーマーケットなどが設置している、回収ボックスを利用する方法です。「リサイクルステーション」や「エコボックス」という名前がついていて、段ボール以外にも新聞紙などの古紙やペットボトル、牛乳パックなどの回収も行なっているケースが多いです。紐で縛る必要がない場合が多く、いつでも持ち込むことができるので、自宅の近くにあったり、自家用車を所有している場合はとても便利です。ただし、スペースが限られているので、引っ越しなどで大量に溜まった段ボールの持ち込みや、ボックスに入らないほどの大きめの段ボールの処分には向いていません。

処分方法③引っ越し業者に回収してもらう

引っ越し業者によっては、荷造りに使用して、不要になった段ボールを引き取ってくれるサービスを行なっているところがあります。最大のメリットは、大量の段ボールを一度に処分することができる点です。大きな家具の梱包に使っていたものなどは、引っ越し当日にその場で回収してくれるので、場所を取らずに済みます。また、荷解きが終わってから、改めて回収に来てもらえる業者もあります。ただし、サービス内容は業者によって異なるので、事前に確認が必要です。引っ越し直後は、収集日やごみ出しのルールがわからないことも多く、処分までに時間がかかってしまうことも考えられます。引っ越し業者のサービスを利用すれば、速やかに破棄することができるので、新居での生活をスムーズに始められるでしょう。

処分方法④古紙回収業者に依頼する

要らなくなった段ボールが大量にある場合や、家まで取りに来てもらいたい場合には、古紙回収業者に回収をしてもらうと便利です。トラックで引き取りに来てくれるので、大型の段ボールの回収もしてもらえます。ただし、回収には基本的に費用がかかります。また段ボールの状態が悪いと回収を断られる場合もあるため、事前に問い合わせたり見積を取ることが大事です。

処分方法⑤不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者に段ボールの回収や処分を依頼すると、段ボール以外の不用品・家具もまとめて回収してもらうことができます。

回収業者によってプランや費用が異なるため、様々な業者を比較検討して、自分にあった最適なプランや業者を見つけるのが良いでしょう。また中には無料で見積を行っている回収業者もいます。

段ボールの処分にかかる費用や時間の目安

処分方法ごとに、段ボールを処分する際にかかる費用の有無をまとめました。あわせて、処分するまでにかかる時間や手間についても、解説していきます。それぞれ特徴があるので、予算を立てる際の参考にしてみてください。

資源ごみとして自治体に回収してもらう場合の費用

資源ごみとして自治体に回収してもらう場合は、回収費用は税金で賄われているので、無料で廃棄することができます。しかしすぐに処分したいと思ったときでも、指定日まで待たなくてはいけません。

また、自治体ごとに決められているルールをきっちり守ることが必要です。段ボールのサイズごとに紐や袋などで、できるだけ小さく、1つにまとめるように指示している地域が多く、多少手間がかかります。紐や袋が指定品になっている自治体もあるので、その場合は購入費がかかります。テープやシールを剥がすことも必須です。特に、宅配便の伝票などのシールの剥がし忘れは、リサイクルに回せないだけではなく、個人情報漏洩の観点から回収してもらえないケースもあるので、気をつける必要があります。

段ボール専用の回収ボックスに持っていく場合の費用

回収ボックスへ持ち込む際に、費用はかかりません。スーパーマーケットなどの敷地内に設置されているものについては、利用するとポイントが溜まり、お店で使用することができる取り組みをしているところもあります。お得感がありますよね。

基本的には、店舗の営業時間内のみ利用ができるところが多いですが、回収ボックスだけは24時間・365日稼働している場合もあるので、自分の予定に合わせて捨てに行くことができます。また、段ボールを紐でまとめたり、袋に入れたりする必要がないので、手間がかかりません。準備の時間がかからないので、手軽に捨てに行くことができます。近くの設置場所がわからない場合は、ホームページなどで調べたり、電話して確認してみましょう。

引っ越し業者に回収してもらう場合の費用

引っ越し業者を利用した時には、その業者の回収サービスを利用すると、別途、見積もりをとる手間がなくて済むので時短になります。無料で引き取ってもらえるサービスを行なっている業者もあれば、プランによっては有料になるものもあるので、事前に確認が必要です。

1回目の回収は無料だけど、2回目は有料というプランだったり、引っ越しの見積もりと同時に予約することが必須だったりと、業者によってばらつきがあります。引っ越しの見積もりの中に、段ボールの回収費用も含まれているか確認しておきましょう。

また、自社以外の段ボールが回収できないという場合もあるので、不明点はあらかじめ問い合わせしておいてください。当日回収するものに関しては、業者の方が手伝ってくれるので、手間はさほどかかりません。後日回収については、業者と日程の調整をする必要があります。後日回収の段ボールのまとめ方については、指示があれば従う必要があるので、少し手間がかかります。また、業者の繁忙期には、回収サービスを行なっていないところもあるので、そちらも聞いておくといいです。

古紙回収業者・不用品回収業者に依頼するの費用

古紙回収業者であれば、無料で回収してくれるところもありますが、少量の個別回収には対応していないことが多いです。よって、不用品回収業者への依頼が便利ですが、処分にはトラックを使用するため、運搬費用がかかります。段ボールの量や、汚れ具合などによって料金が変わるので、トラブルを防ぐためにも、事前の見積もりが必須です。実際にかかる費用を確認してから依頼することが可能なので、納得して申し込みができます。

見積もりをとってもらう際には、できるだけ正確に申告した方が、当日に追加の支払いが請求されることを防げます。また、即日対応してくれるところもあるので、急いで処理したい場合でも、溜まった段ボールを一気に処分することが可能です。回収のために段ボールを紐でまとめておくなどの必要がないので、事前準備が要らず、サイズがバラバラだったり、大量だったとしても、簡単に処分することができます。

不用品回収業者を選ぶ際のコツ・注意点

近年、悪質な不用品回収業者が急増しており、トラブルも増加傾向にあります。未然に被害を防ぐためには、どのような点に注意したらいいのかまとめました。安心して利用できる業者選びのために、参考にしてみてください。

コツ・注意点①必ず見積もりをとる

見積もりは無料で行なっているところがほとんどです。利用を考えている業者へは、必ず見積もりをとるようにしましょう。見積もりで出てきた金額が適切なのかを確認するためには、複数の業者で見積もりをとってみるとわかりやすいです。同じ条件で依頼した見積もりを比較してみると、サービスの違いも明確です。

料金形態がわかりやすく、見積もりの内訳に納得できた業者へ頼みましょう。時間があれば、現地まで来てもらって見積もりを出してもらうと確実です。即日回収をお願いしたい場合でも、いきなり回収の申し込みをするのはやめた方が無難です。どんなに急いでいても、事前に料金の確認はしておきましょう。電話見積もりに対応していたり、24時間体制の問い合わせフォームが整っているところもあります。すぐに回答をもらえる業者もあるので、ぜひ見積もりを活用して、トラブルを未然に防いでください。

コツ・注意点②段ボールの他に処分したいものがある場合

不用品回収業者を利用する場合、少量の段ボールでは、個別回収を行なっていなかったり、割高になってしまうケースもあります。不用品回収業者では、段ボール以外の回収も行なっているので、もし、段ボール以外に処分したいものがあれば、一緒に見積もりを依頼してみるといいでしょう。いろいろなサイズのトラックを所有していて、処分する量に応じて、利用しやすいプランを用意している業者もあります。丁寧に相談に乗ってくれる業者もあるので、不用品がある場合には、あわせて見積もりをとってみると、最適なプランを案内してくれるはずです。この機会に、家中の大掃除を検討してみても良さそうですね。

コツ・注意点③個人情報の漏洩

ネット通販や宅配などで使用した段ボールには、送付書として住所・名前・電話番号などが記載されています。個人情報が記載されている送付書を剥がさずに捨てたり回収業者に依頼すると、個人情報漏洩に繋がる可能性があるため、注意が必要です。

必ず送付書を剥がすか、油性ペンなどで塗りつぶすなどの対応を行ってください。

コツ・注意点④段ボールの保管方法

段ボールは湿気や水に弱いため、家の外や湿度が高い場所に放置しておくと、破れてしまい、資源ごみに出せないケースや回収業者に断られてしまうケースがあります。

またベランダや物置などに放置しておくと、ゴキブリなどの害虫に卵を産みつけられることもあります。

保管方法には充分気を付け、また溜め込まずに早めに捨てるのがよいでしょう。

コツ・注意点④領収書の準備を依頼する

領収書には、業者の住所や電話番号が書かれており、不用品回収の大切な証明となります。回収が終わったら、必ず領収書を発行してもらってください。見積もりの際に、用意してもらえるようお願いしておくと確実でしょう。万が一、回収してもらったものが不法投棄されたとしても、領収書が身の潔白を晴らしてくれます。必ず受け取って、保管しておくと、いざという時のトラブルを防ぐことができるはずです。また、この次に業者を依頼する際に比較することもできるので、もらったら捨てずに保管しておくようにしましょう。

コツ・注意点⑤回収費用を安くする方法

見積もりをとってみたものの、少し価格が高いと感じた場合、費用を安く抑えるには、自分でできることはやっておくということが大事です。たとえば、分別や梱包などの作業についての費用が内訳にある場合、自分でやることで、その分の費用を割り引いてくれるケースもあります。また、回収日時を業者に任せる方法も、割り引いてくれる可能性が高いです。1日に何件も回収に回っている業者などは、自分たちのスケジュールに合わせて回収できた方が都合がいいからです。特に、地域密着型の業者では、値引きに応じてもらえる確率が高まります。お得に回収してもらえるキャンペーンを行なっている期間などを利用するのも一つの手です。引っ越しシーズンなどの繁忙期は割高になっている場合もあるので、回収業者を利用する予定が事前に決まっている場合は、こまめにチェックしておいてもいいでしょう。

段ボールの処分・回収に関するよくある質問

段ボールの処分や回収に関して、よくある質問をまとめてみました。

ぜひチェックして、疑問を解決するなどに役立ててください。

質問①段ボールはどんな製品にリサイクルされるの?

再度、新たな段ボールに生まれ変わります。段ボールのリサイクル率は95%を超えています。とても優秀なリサイクル資源です。

質問②リサイクルできない段ボールはある?

濡れていたり、油で汚れた段ボールや、発泡スチロールなどが付着したままのものは、リサイクルできません。また、輸入した果物や水産加工品を入れるような、ワックスを塗って防水加工がしてある段ボールもリサイクルができません。

質問③段ボールを買い取ってもらうことはできる?

状態がいいものが大量にある場合には、買い取ってくれる業者もあります。ただし、ほとんどが団体向けのサービスで、定期的に大量の回収依頼があることが条件であることが多いです。また、古くなったり、汚れているものは買取不可となるので、他の方法で処分する必要があります。

質問④処分しないで活用する方法はある?

たまに不要になった段ボールが出てくるくらいであれば、捨てずに利用してみるのもいいかもしれません。収納ボックスにしてみたり、家具の下敷きにすることもできます。お子さんがいる家庭では、工作の材料にもなるでしょう。

質問⑤段ボールを溜め込んでいるとどうなる?

段ボールの隙間には、害虫が住みついている場合があります。いつの間にか、ゴキブリの巣になっていたということもあるため、処分までの保管方法や場所にも注意が必要です。長期間の保管は避け、長くても2〜3ヶ月の間に処分するようにしましょう。

質問⑥会社で段ボールを処分する場合の注意点は?

会社や企業などが処分する際に、段ボールは「産業廃棄物」の扱いとなります。その場合、自治体のごみ収集や、回収ボックスの利用はできません。産業廃棄物の収集業者に回収を依頼することになります。

質問⑦指定の場所以外に捨てたらどうなるの?

指定の場所以外に捨てることは、不法投棄になります。個人が不法投棄を行なった場合、廃棄物処理法では「5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方の刑に処する」という罰則が定められています。不法投棄は絶対にやめましょう。

質問⑧業者に依頼する場合は、紐でまとめなくてもいい?

事前の準備が必要ないサービスを利用する場合でも、回収後に次の予定がある時などには、簡単でもいいので、紐や袋でまとめておくといいでしょう。運び出す時間の短縮になり、作業が終わるまでの待ち時間も短くなります。あらかじめ、玄関口に移動しておけば、室内に入ってもらう必要もないので、一人暮らしの女性の場合も安心です。

処分に困る段ボールは、不用品回収業者に依頼しよう

さまざまな処分方法がある段ボール。それぞれの特徴や注意点、よくある質問などをご紹介しました。ご自身の都合やライフスタイルに合いそうな方法は、見つかったでしょうか?段ボールは、量が増えると場所をとってかさばってしまうので、早めに処理してスッキリさせたいものです。また長時間保管しておくことのリスクもあります。

不用品回収業者に依頼すれば、段ボール以外の不要な家具もまとめて回収が可能です。是非回収業者に依頼してみませんか?

不用品の種類一覧