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【杉並区】自治体で粗大ごみを処分する方法
杉並区で粗大ごみを処分する場合、どのような規定があり、手数料や手順はどのようになっているのでしょうか。
杉並区で回収できる粗大ごみの規定・サイズ
杉並区では、回収できる粗大ごみの規定・サイズについて次のように定めています。
- 家庭から出る家具・家庭用品などのうち、最大辺がおおむね30センチメートルを超えるもので、220センチメートル以内のもの
上記の規定に当てはまるものは粗大ごみに該当し、自治体に収集を依頼する必要があります。杉並区では事前に申し込む体制を取っており、品目によって必要な手数料も変わります。
ただし、上記の規定に適合しても粗大ごみで出せないものもあるため、事前に粗大ごみとして処分できる品目の一覧を確認しましょう。
粗大ごみの回収にかかる手数料
杉並区では粗大ごみの処理に、有料粗大ごみ処理券を貼り付ける必要があります。A券が200円、B券が300円となるため、品目ごとの手数料を確認して購入してください。
手数料が気になる方は「粗大ごみ受付センター」で確認しましょう。ちなみに、杉並区では粗大ごみを持ち込みで処分する場合、一律400円で処分できるメリットがあります。
ただし、持ち込みの場合は一度に処分できるのは5個までと決まっているので、数量には注意が必要です。
粗大ごみの収集方法
杉並区では粗大ごみの回収を申し込んだら、指定日の朝8時までにごみを出しておきましょう。ごみ出しの場所は住所やお住いによって変わりますが、次のケースが多いです。
- 住宅の玄関前
- 集合住宅やマンション指定のごみ置き場
粗大ごみは大きなものが多いため、あまり早く出してしまうと近所の迷惑になる恐れもあります。早く出したい場合には、マンションの管理人や組合、近隣の住民とも相談し、許可を得てからにしてください。
持ち込みの場合でも、予約なしで急に持って行っても引き取ってもらえません。事前に申し込んだうえで、指定された日の受付時間内に持ち込みましょう。
日時を間違えると再度予約しなおしになるので、間違いがないように注意が必要です。
杉並区における粗大ごみの申し込み方法①収集の場合
杉並区ではインターネットまたは電話で収集を申し込むと、4,5日後に収集されます。そのため、希望したい日時がある場合には、4,5日前に申し込むとちょうど良いでしょう。
ただし、申し込みはあくまで先着順なので、必ず希望する日時で収集できるとは限りません。日程には余裕を持って申し込むと、調整がききやすいのでおすすめです。
収集日は平日・土曜日は朝の8時まで、日曜日は朝の9時までに家の玄関か指定された場所に粗大ごみを出しておいてください。
杉並区における粗大ごみの申し込み方法②持ち込みの場合
杉並区では「区民持込制度」により、杉並区民が自ら粗大ごみを持ち込むと一品一律400円で処分してもらえます。
申し込みは、希望日の5日前までに電話かFAXで行い、指定された 場所と時間に粗大ごみを持ち込みましょう。
持ち込み点数は1回につき5点までとなり、コンビニやスーパーで購入した「有料粗大ごみ処理券」に必要事項を記入のうえ、粗大ごみの品目ごとに貼ってから持ち込んでください。
【杉並区】自治体で処分ができない粗大ごみ
粗大ごみとして回収・処分できない品目もあります。どのような品目が対象外で、なぜ対象外となるのかも見ていきましょう。
家電リサイクル法で規定されているもの
一部の家電製品は家電リサイクル法により、自治体で回収してもらうことは出来ません。家電リサイクル法の対象品目は、自治体に依頼できない場合は家電量販店に引き取りを依頼する方法があります。
家電リサイクルで対象となる品目は次の通りです。
- エアコン
- テレビ
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
上記の品目を処分する際は、粗大ごみではなく家電量販店での引き取りです。処分する際は間違えないように注意してください。
また、これ以外にもパソコンリサイクル法の規定により、パソコンも自治体での処分は依頼できません。
適正な処理が困難なもの
適正処理困難物とみなされるものをチェックします。一つひとつの品目を細かく見ていくと、次のものが回収困難です。
- 殺虫剤・漂白剤・殺菌剤・防虫剤・除草剤等の中身が残っているもの
- し尿・汚物
- タイヤ
- ピアノ
- 耐火金庫
- 消火器
- 石・土・砂
オートバイやタイヤ、ピアノなどは処分の際に排気ガスの問題があり、杉並区では粗大ごみとして処理できません。壁材に使用する石、土、砂などは有毒ガスやアスベストの危険もあるため、専門の廃棄業者に依頼してください。
有害性や危険性のあるもの
収集運搬が困難なものとして、ガスボンベや石油・灯油のような危険性・有害性のあるものも対象となっています。具体的には次のものは回収してくれません。
- バッテリー（リチウムイオンバッテリー等）
- 薬品
- 金属粉
- 灯油・ガソリン
- 塗料
- 廃油
- プロパンガスのボンベ
いずれも悪臭や引火性、爆発性、有毒性が高く、危険性の高いもので、粗大ごみとして処分はできないとされています。適切な処分業者に連絡し、引き取りと処分をお願いしてください。
不用品回収業者に処分を依頼しよう
粗大ごみとして自治体で処分できないものがあるときは、不用品回収業者に依頼してみましょう。不用品回収業者とはごみを一度に沢山引き取ってくれる専門業者で、家電リサイクル法の対象製品も引き取ります。
自治体とは違い、処分が困難なもの、有害性や危険性のあるものでも回収し、適切に処分してくれるので非常に便利です。申し込みは電話またはインターネットから可能で、最短で即日訪問します。
自治体では粗大ごみは日時を指定するのが普通ですが、不用品回収業者は依頼人の都合に合わせて自由に時間を調整できます。自治体の粗大ごみ回収に比べても、メリットがとても多いので利用してみてください。
【杉並区】自治体以外で粗大ごみを処分する方法3つ
自治体に粗大ごみを回収してもらう以外にも、粗大ごみを処分する方法は大きく3つあります。それぞれの方法のメリット・デメリットを知り、上手に活用するのがおすすめです。
リサイクルショップへ直接持ち込む
家にある不用品やごみを処分しつつ、ちょっとしたお小遣いにもできるのが、リサイクルショップでの買取です。リサイクルショップでは家具や家電、ブランド品、楽器、ゲーム機など幅広いアイテムを引き取ります。
リサイクルショップではごみ処理券の購入は不要で、買取の見返りに金銭として返ってきます。粗大ごみを無駄なく処分できるので、おすすめの方法の一つです。
しかし、注意すべきデメリットも2つあります。1つは持ち込みしか対応してくれないこと、2つ目が必ず引き取ってくれるわけではないことです。
リサイクルショップでは基本的に運び出しや回収対応はしていませんが、店舗によっては応じてくれる場合もあります。ショップによって引き取れるものと引き取れないものもあるので、事前に調べておく必要があります。
デメリットも理解したうえで、リサイクルショップを利用しましょう。
家電量販店に持ち込む
テレビや冷蔵庫、洗濯機など法律に指定のある家電製品を処分するなら、家電量販店も選択肢の一つです。自治体の粗大ごみ収集では、家電リサイクル法やパソコンリサイクル法の対象製品は引き取りを断られてしまいます。
指定の製品はリサイクルが義務付けられ、購入した家電量販店などに手数料を支払って引き取ってもらうことになります。家電リサイクル法の対象品目は限定されていますが、電化製品を処分する際は家電量販店に相談してみましょう。
不用品回収業者に依頼する
粗大ごみが大量にあり、一切を処分したい場合には不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。不用品回収業者は自治体で収集できないごみを引き取り、依頼主に代わって処分してくれます。
不用品回収業者のメリットは、あらゆる粗大ごみを引き取ってくれること、重量制限・時間帯の制限がない点です。あらゆる粗大ごみとは、リサイクル法の対象製品であるパソコン、処分が困難な薬品、土・砂なども含まれます。
加えて、多くの自治体で設定されているごみの個数や日時の制限もありません。依頼主の好きなときに依頼し、時間帯を合わせてもらえるので便利なサービスです。
しかし、少ないながらデメリットもあります。それは費用が自治体よりも高くなりやすい点です。
自治体は公共サービスとして運営されているため、安い手数料で粗大ごみを処分できます。一方の不用品回収業者は営利企業ですから、回収には相応の費用が必要です。
費用面では自治体での収集や持ち込みより高くなりますが、あらゆる粗大ごみを回収してくれるため、粗大ごみ処分にはおすすめです。
粗大ごみの処分で不用品回収業者を利用するメリットとは？
粗大ごみの処分を自治体ではなく、不用品回収業者に依頼するメリットを見てみましょう。不用品回収業者ならではの、色々なメリットがあるので見ていきます。
メリット①あらゆる粗大ごみを回収できる
自治体の粗大ごみ収集では、粗大ごみは「家庭のごみ」と規定されています。事業に使用したものや対象品目外のものは粗大ごみではなく、自治体に処分を依頼できません。
その点、不用品回収業者であれば家庭用だけでなく、どんなものでも粗大ごみとして処分できます。不用品回収業者に回収してもらえば、リサイクル法の適用も問わないので、処分に困ったごみが大量にある方にはおすすめです。
メリット②運び出しまでしてくれる
不用品回収業者は連絡し、引き取り場所を指定すればごみの量に応じてトラック等で訪問もしてくれます。自宅から動かすのが難しい2段ベッドのような大型家具や洗濯機などの家電なども、不用品回収業者なら連絡だけでおまかせできます。
一人暮らしで粗大ごみの持ち出しが大変な方、高齢者のみの世帯の方にも、不用品回収業者はおすすめです。
メリット③時間帯は依頼主の都合に合わせてくれる
不用品回収業者を利用するメリットは、時間帯の自由が利く点にもあります。自治体の収集は日時が指定され、指定の時間までに間に合わなければ回収してもらえません。
不用品回収業者は日時の指定がないだけでなく、連絡をもらえば短時間で自宅まで訪問します。粗大ごみを処分したいと思ったその日に、すぐ回収してくれるメリットは大きいです。
引っ越しなどで処分の期限が迫っている場合にも、不用品回収業者なら回収してくれるのでおすすめです。
【杉並区】粗大ごみの出し方・処分方法まとめ
杉並区の粗大ごみ処分の申し込み方法からごみの出し方、手数料などを解説しました。杉並区には「区民持込制度」があり、他の自治体に比べて非常に安い手数料で処分可能なことは理解できたはずです。
しかし、自分で大型のごみを持ち込むのはとても大変で、人手がないと難しいでしょう。最も簡単に粗大ごみを処分するなら、不用品回収業者がおすすめです。
不用品回収業者に依頼すれば、ごみの処分手数料や自治体に任せられないごみもすべておまかせできます。自分でごみを分別する必要もなく、個数や日時の制限もありません。
メリットが非常に多い不用品回収業者を利用し、自宅の不要な粗大ごみを処分しましょう。