【品川区】の粗大ごみの出し方・手順を解説!

品川区では月曜日から土曜日が粗大ごみの収集日、日曜日は粗大ごみの持ち込みの日と決まっています。品川区ではどのような品目をどのくらいの手数料で処分しているのか、詳しく見ていきましょう。今回は品川区での粗大ごみ処分を中心に解説し、色々な粗大ごみ処分の方法も解説します。品川区でごみを処分する際、便利な不用品回収業者という選択肢もあります。それぞれどのような方におすすめかも説明しますから、ぜひ最後まで読んでいってください。

【品川区】自治体での粗大ごみの出し方

品川区での粗大ごみの規定や収集方法についてチェックしましょう。手数料や申し込み方法も解説するので、参考にしてみてください。

回収してもらえる粗大ごみの規定

品川区では、回収できる粗大ごみの規定・サイズについて次のように定めています。

  • 一辺の長さがおおむね30センチメートル以上のごみ

つまり、一辺の長さが30センチメートルを超えればすべて粗大ごみに該当し、自治体に収集を依頼する必要があります。30センチメートル以下のものは通常のごみとして処分できますが、分解することで30センチメートル以下になるものは対象外です。

「粗大ごみの手数料を払いたくないから」という理由で、粗大ごみをパーツに分解するのはやめましょう。

では事前に申し込む体制を取っており、品目によって必要な手数料も変わります。ただし、中には品目次第で粗大ごみで出せないものもあるため、事前に粗大ごみとして処分できる品目であることを確認してください。

粗大ごみの手数料

品川区では粗大ごみを処理するため、有料ごみ処理券取扱所で有料の粗大ごみ処理券を購入する必要があります。粗大ごみ処理券には1枚200円のA券、1枚300円のB券があるため、必要に応じて購入してください。

粗大ごみの手数料については、品川区の公式ホームページから閲覧できます。処分前に品目と手数料を確認し、過不足がない様に粗大ごみ処理券を購入しておきましょう。

粗大ごみの収集方法

品川区では粗大ごみの収集方法が2つあります。1つが自ら持ち込む方法、もう1つが区に収集してもらう方法です。

それぞれにメリットとデメリットがあるため、利用しやすい方法を選択しましょう。まず、持ち込む方法については、日曜日に「品川区資源化センター」に持ち込むことになります。

持ち込みは日曜日の朝9時から夕方4時までとなっており、持ち込みでは手数料が安くなります。日時は限定されていますが、手数料を安くしたい場合には持ち込みを利用しましょう。

収集については、指定された収集日の朝8時までに指定場所に粗大ごみを出しておきます。一軒家の場合は玄関前、集合住宅の場合は指定の収集場所に出しましょう。

粗大ごみの申し込み方法

品川区では粗大ごみを依頼する場合、申し込み方法が2つあります。

  • インターネット
  • 電話

インターネットの場合、収集と持ち込みで申し込みフォームが異なります。インターネットから申し込む場合、「品川区粗大ごみ受付センター インターネット受付」から選択しましょう。

持ち込みの場合は「日曜持込申込ボタン」、収集の場合は「収集申込ボタン」を選択してください。インターネット受付は24時間申し込みが可能ですから、好きなときに依頼できます。

電話で申し込む場合は下記に連絡します。

  • 品川区粗大ごみ受付センター:03‐5715‐1122

日曜・年末年始は休みですが、月曜日~土曜日は朝8時から夜9時まで受け付けています。

申し込んだ後は、有料粗大ごみ処理券を購入し、指定日に必要事項を記入し、粗大ごみに貼り付けて出しましょう。申し込みの流れをもう一度おさらいします。

  1. インターネットまたは電話申し込み
  2. 有料ごみ処理券を購入
  3. 粗大ごみ処理券を貼り付け、ごみを出す

【品川区】自治体で処分できない品目

品川区では自治体として処分できない品目があり、間違って出しても収集を断られてしまいます。実際にはどのような品目が処分できないのか、詳しく紹介します。

家電リサイクル法で規定されているもの

一部の家電製品は家電リサイクル法により、自治体で回収してもらうことは出来ません。家電リサイクル法の対象品目は、自治体に依頼できない場合は家電量販店に引き取りを依頼する方法があります。

家電リサイクルで対象となる品目は次の通りです。

  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機

上記の品目を処分する際は、粗大ごみではなく家電量販店での引き取りです。処分する際は間違えないように注意してください。

また、これ以外にもパソコンリサイクル法の規定により、パソコンも自治体での処分は依頼できません。

適正な処理が困難なもの

適正処理困難物とみなされるものをチェックします。一つひとつの品目を細かく見ていくと、次のものが回収困難です。

  • 自動車(バッテリー等のパーツ含む)
  • コンクリートブロック
  • 廃タイヤ
  • ピアノ
  • 耐火金庫
  • 消火器
  • ガスボンベ

部品を含めた自動車、ピアノなどは、品川区では粗大ごみとして処理できません。またコンクリートブロックや廃タイヤは処分時に有毒ガスやアスベストの危険もあるため、専門の廃棄業者に依頼してください。

有害性や危険性のあるもの

注射器やガソリン・灯油のような危険性・有害性のあるものも対象となっています。具体的には次のものは回収してくれません。

  • 注射器
  • フロンガスが使用されているもの
  • 灯油・ガソリン

注射器は通常のごみとして出してしまうと、ごみ袋を突き破って怪我に繋がる恐れがあります。感染症の危険性もあるため、医療機関などの特定の場所で適切に廃棄してください。

また、フロンガス使用製品とガソリン・灯油は、処分時に有毒ガスが出る可能性が高く危険です。適切な処分業者に連絡し、引き取りと処分をお願いしてください。

不用品回収業者に処分を依頼しよう

自治体では処分できない粗大ごみが意外と多いですから、困ったときは不用品回収業者に依頼してみましょう。不用品回収業者はごみ回収の専門業者で、危険物や回収困難物も取扱可能です。

自治体とは違い、引き取り困難として処分を断られる心配もありません。申し込みの方法は電話またはインターネット、SNSからも可能なことが多いです。

不用品回収業者は日時の指定がなく、依頼人が希望する日時に合わせて予定を調整してくれます。自治体の収集や持ち込みに比べて、メリットの方が多いのでぜひ利用してみてください。

【品川区】粗大ごみ処理券を準備する方法

品川区で粗大ごみを処理するには、粗大ごみ処理券を準備する必要があります。処理券の購入場所や免除を受けられる方について確認していきましょう。

処理券とは

粗大ごみ処理券には、家庭用の有料粗大ごみ処理券と事業用の事業系有料ごみ処理券に分かれます。家庭用の粗大ごみを出す際は有料粗大ごみ処理券を使用するため、間違いのない様注意してください。

有料ごみ処理券は200円のA券、300円のB券があり、品目に合わせて手数料と一致するように組み合わせます。品川区の有料ごみ処理券は品川区でしか使用できず、他の自治体では利用できないことに気をつけましょう。

購入場所

有料ごみ処理券は品川区内のコンビニやスーパーマーケット、品川区ごみ処理券取扱所の掲示がされているお店で購入できます。コンビニはセブンイレブン、ファミリーマート、ミニストップ、ローソンで購入可能です。

それ以外にも品川区内の各地のスーパーマーケットからも購入できます。詳しくは「品川区有料粗大ごみ処理券取扱所」をご覧ください。

免除を受けられる場合

品川区では粗大ごみ処理にあたって、手数料を免除する制度もあります。次の条件に当てはまるケースでは、手数料が免除されます。

申し込む際に手数料減免申請書を受け取り、手続きを行いましょう。

  • 生活保護受給者
  • 児童扶養手当受給者・特別児童扶養手当受給者
  • 老齢福祉年金受給者

自治体以外で粗大ごみを処分する方法3つ

自治体で粗大ごみを処分する方法以外で、おすすめの3つの方法を紹介します。

リサイクルショップへ直接持ち込む

まず、リサイクルショップへ持ち込み、買い取ってもらう方法がおすすめです。リサイクルショップとは家具や家電、衣類などのアイテムを引き取り、再販売するお店のことです。

リサイクルショップは買取の見返りに金銭を得られ、不用品も処分できます。粗大ごみを手数料なしで処分でき、少ないながらお金にもなるのでおすすめの方法です。

しかし、注意すべきデメリットもあるので知っておくべきです。リサイクルショップは持ち込みしか対応してくれないこと、そしてどんなものでも引き取ってくれるわけではないことです。

リサイクルショップは基本的に持ち込みのみの対応ですが、持ち込んでから買取を断られるケースもあります。持ち込んでから断られると手間が無駄になってしまいますから、事前に買取可能か確認しておくことをおすすめします。

デメリットも理解したうえで、リサイクルショップを利用しましょう。

不用品回収業者に依頼する

自治体の引き取りが困難なごみが多い場合、不用品回収業者への依頼がおすすめです。不用品回収業者はどんな粗大ごみでも引き取ることができ、適切な方法で処分してくれます。

不用品回収業者のメリットは、どんな粗大ごみでも引き取ってくれることと、重量制限や時間帯による受付制限がないことです。パソコンリサイクル法の対象製品であるパソコン、処分が困難な灯油・ガソリン、フロンガス使用製品なども含まれます。

また、自治体のように粗大ごみの処分に個数や日時の制限もありません。依頼主の好きな時間帯を合わせてもらえるので、仕事の忙しい社会人にも利用しやすいサービスです。

一方で、デメリットも1つあり、費用が自治体よりも高くなりやすいです。自治体は公共サービスですから、少ない手数料で粗大ごみを処分できます。

不用品回収業者は企業としてサービスを運営しており、回収には色々な費用が必要です。費用面では自治体のサービスよりは高くなる反面、どんな粗大ごみでも回収してくれる点はメリットと言えるでしょう。

東京二十三区家電リサイクル事業協同組合に依頼する

テレビや冷蔵庫、洗濯機など法律に指定のある家電製品を処分するなら、東京二十三区家電リサイクル事業協同組合もおすすめです。家電リサイクル法の対象製品は、購入した家電量販店やメーカーに引き取ってもらうことが決まっています。

しかし、近くに家電量販店がない、または販売店が不明なケースもあるはずです。そうしたケースでは、東京二十三区家電リサイクル事業協同組合で家電製品の収集運搬、メーカーへの引き渡しを請け負ってくれます。

家電リサイクル法の対象品目に限定されていますが、電化製品を処分する際は東京二十三区家電リサイクル事業協同組合に依頼してみましょう。

粗大ごみの処分に不用品回収業者がおすすめの理由とは?

粗大ごみの処分を自治体よりも、不用品回収業者をおすすめする理由を紹介します。

不用品回収業者がおすすめの理由

不用品回収業者がおすすめの理由として、大きく次の4つがあります。メリットの多い方法ですから、粗大ごみ処分に悩んでいる方は参考にしてみましょう。

  • 一度に大量の粗大ごみを処分できる
  • 粗大ごみの種類を問わず処分できる
  • 自宅からの運び出しも行う
  • 早朝や深夜の時間帯にも対応している

上記のように多くのメリットがあり、自治体の粗大ごみ収集よりも対応の柔軟性が高いです。おすすめの理由も多いことから、ぜひ不用品回収業者を利用してみてください。

どんな人におすすめなのか

不用品回収業者にはおすすめ理由が多いですが、中でもどんな人におすすめなのかを紹介します。次の条件に当てはまる方は、不用品回収業者の利用がおすすめです。

  • 引っ越しの予定が間近に迫っている
  • 粗大ごみが多すぎて自治体に依頼しにくい
  • 仕事や家事が忙しいので手間を掛けずにごみを処分したい
  • 遺品整理で出てきたものを処分したい

粗大ごみが大量にある、または手間を掛けずにごみを処分したいなら不用品回収業者に依頼しましょう。自治体の粗大ごみ回収よりも自由度が高く、利用しやすいサービスでもあります。

粗大ごみに限らず、ごみの処理に困ったときには不用品回収業者を利用してみてください。

不用品回収業者を利用する際の流れ

不用品回収業者を利用するまでの流れを見ていきましょう。

流れ①電話またはインターネットで申し込み

不用品回収業者には電話またはインターネットで申し込みを行います。LINEでも申し込み可能な業者はありますが、対応は業者によって様々です。

電話またはインターネットで申し込む際は、次の情報を出来るだけ正確に伝えましょう。

  • お名前
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 住所
  • 都合の良い時間帯
  • 粗大ごみの種類
  • その他

電話なら口頭で、インターネットなら申し込みフォームに上記の情報を伝えてください。問題がなければ、回収日の指定に移ります。

流れ②日時を指定する

回収日は依頼主が任意に決定でき、時間帯も自由に選べます。また、できるだけ早く処分したいなら、最短で即日回収してくれることもあります。

日時は依頼主が指定できるため、都合の良い日時を指定し、当日は回収業者を待ちましょう。

流れ③自宅で回収業者を待つ

回収業者が訪問する日時には必ず自宅で待機し、訪問を待ってください。不用品回収業者が勝手に自宅へと上がることはありません。

また、依頼主がいないと処分するものとしないものが区別できず、不用品回収業者も手が出せません。当日は不用品回収業者が訪問する時間に合わせて待機し、スムーズに作業が進められるように準備しておきましょう。

流れ④運び出し完了

不用品回収業者は玄関前に出ている粗大ごみ以外にも、屋内の大型家具なども運び出しをしてくれます。荷物の運び出しは作業員が行うので、依頼主が手伝う必要はありません。

一人暮らしの方や高齢者だけの世帯でも利用しやすいはずです。

【品川区】粗大ごみの出し方・処分方法まとめ

品川区では他の自治体に比べると、粗大ごみの規定が幅広く設定されています。収集や持ち込みも一部の曜日を除いて、ほぼ毎日行われています。

しかし、自治体の粗大ごみ処理は予約制なうえ、扱える品目も限られている点がデメリットです。日時に関係なく、あらゆる粗大ごみを処分するなら、一番のおすすめは不用品回収業者です。

粗大ごみの品目を気にすることなく依頼でき、日時も自由に選べます。行政では行っていない運び出しもしてくれるため、依頼主にほとんど負担が掛かりません。

粗大ごみ処理券なしでも処分してくれるので、依頼さえすれば他にすべきことはありません。簡単で、かつ大量のごみを一度に捨てられる、便利な不用品回収業者をぜひ利用してみてください。