【大田区】粗大ごみの正しい処分方法!費用やお得な方法も解説!

大田区にお住いの方は、粗大ごみの詳しい基準や依頼の仕方をどのくらいご存じでしょうか。実は粗大ごみには明確な基準があり、自治体で処理できるものとできないものがあります。本記事では粗大ごみの正しい処分方法、自治体以外に依頼できる処分方法も解説します。粗大ごみの処理費用を抑えるお得な方法も紹介しますから、大田区にお住いで不用品の処分にお困りの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

【大田区】粗大ごみの出し方

大田区で粗大ごみを出す時の基準や規定、処理手数料をチェックしましょう。規定を知っておけば、粗大ごみとそれ以外の区別がつきやすいので、知っておくべきです。

粗大ごみの基準、規定

大田区で粗大ごみの対象となるのは、次のように規定されています。

  • 家庭から出る一辺の長さがおおむね30㎝を超える家具、寝具、電気製品などの大型ごみ

規定では30㎝以下は粗大ごみとして扱われず、一般のごみとして廃棄してよいことになります。一辺の長さが30㎝を超える家具、寝具、電気製品ですから、家庭で使用する多くのものが有料の粗大ごみとして扱われることになるでしょう。

ちなみに粗大ごみ扱いの製品を分解し、パーツごとに廃棄しても粗大ごみとして扱われます。費用を安くしようとしても意味がありませんから、粗大ごみとして処分してください。

粗大ごみの処理手数料

大田区では粗大ごみを処理するにあたって、粗大ごみ処理券を購入して貼り付ける必要があります。粗大ごみ処理券には2種類があり、A券が1枚当たり200円、B券が1枚当たり300円で購入可能です。

品目 処理手数料
アルミサッシ 800円
オーディオ機器(アンプ、プレーヤー) 300円
学習机(椅子を除く) 1,200円
自転車(子供用自転車、大人用三輪車等) 800円
照明器具(シャンデリア、電気スタンド等) 300円
1,200円
DVDデッキ 300円
電子レンジ(オーブン、オーブンレンジ) 800円
ハンガーラック(パイプハンガー) 300円
物干し竿(一束5本まで) 300円

※2022年4月22日時点のものです。

大田区ではタンスや本棚、戸棚など、家庭によってサイズが変わるものは箱物家具として扱われます。それぞれ高さと幅の合計が135㎝未満、180㎝未満、270㎝未満、360㎝未満、360㎝以上で手数料も変わります。

詳細については大田区の公式ホームページで確認できますので、粗大ごみとして大型の家具を出す際は一度確認してみてください。粗大ごみとして処分するものの品目をチェックし、必要な分の粗大ごみ処理券を購入しましょう。

【大田区】粗大ごみを出すには、申し込みが必要!

大田区で粗大ごみを出すには、事前の申し込みが必要です。大田区での申し込み方法は2つあり、それぞれ申し込める数量に制限があるので注意しましょう。

また、申し込みの際は品目、数量、サイズをチェックしたうえで申し込んでください。

  • 電話申し込み
  • インターネット申し込み

申込み方法①電話

大田区で粗大ごみ処理の電話申し込みをするなら、下記の大田区粗大ごみ受付センターに連絡してください。

大田区粗大ごみ受付センター
電話番号 03-5465-5300
 受付時間 8:00~19:00
営業日 毎日(12/29~1/3及び年数回の保守点検日を除く)

営業は年末年始と保守点検日を除き、毎日受け付けています。日曜日や祝日も時間内なら営業しているので、都合の良いタイミングに電話連絡してみてください。

月曜日は連絡が殺到しやすく、連絡がつきにくいこともあります。時間を置いて掛け直すか、別の曜日に再度連絡してみましょう。

申込み方法②インターネット

インターネット受付の場合、24時間いつでも申し込みが可能です。

粗大ごみ受付センター」のページから「大田区」の地図をクリックしてください。

クリックすると「お申し込み」の項目があるので、そちらをクリックします。品目や手数料が分からない場合は、検索できる項目があるのでチェックしましょう。

また、大田区で粗大ごみ処理券を取り扱っている「粗大ごみ処理券取扱所」もチェックできるので、購入希望の方は確認してください。

インターネット受付ではメールアドレスの登録が必要になります。メールアドレス入力後は、認証コードがメールアドレスに送信されます。

登録後も内容照会や変更、取り消しにも必要ですから、認証コードは忘れないように控えておきましょう。

【大田区】粗大ごみの出し方・持ち込み方

大田区での粗大ごみの出し方・持ち込み方を紹介します。

  • 区の収集
  • 自分で持ち込み
  • 電話で申し込み
  • インターネットで申し込み

区の収集

区からの収集は、申し込みのタイミングによって2週間程度待つこともあります。区での収集はどういった手順なのか確認しましょう。

  1. 電話またはインターネットで収集を申し込む
  2. 必要な手数料・収集日の案内
  3. 必要な手数料分の粗大ごみ処理券を購入
  4. 粗大ごみ処理券に氏名を記載し、ごみに貼付
  5. 指定の日時に指定された場所にごみを置いておく

区の収集の場合は、指定された収集日の朝8時までに粗大ごみを出しておきましょう。電話連絡は大田区全体から申し込みがあるため、時間帯や曜日次第で繋がらないことがあります。

収集の申し込みをする場合には、24時間いつでも申し込めるインターネットがおすすめです。

自分で持ち込み

自分で持ち込む場合は、年末年始などの一部を除いて毎日受け付けています。ただし、事前に受付センターでの申し込みは必須です。

  1. 電話で粗大ごみ持ち込みの申し込み
  2. 必要額分の粗大ごみ処理券を購入
  3. 氏名などの必要事項を記載し、粗大ごみに貼付
  4. 指定の日時に指定場所に粗大ごみを持ち込む

自分で持ち込む場合は、電話以外での申し込み方法はありません。また、持ち込む際は時間も決まっているので、持ち込む時間には注意しましょう。

月曜日~土曜日は午後1時から午後4時、日曜日は午前9時から午後4時です。持ち込みでは区での収集と比べ、品目による手数料の減額や免除があります。

安く粗大ごみを処分したい場合は、自分で持ち込むのがおすすめです。持ち込む際は本人確認が必要ですから、顔写真付きの公的証明書(運転免許やパスポート等)を持参してください。

電話で申込み

電話は大田区全体から連絡が集まる都合上、平日は電話が混雑している状況が予想されます。自分で持ち込みをするのでなければ、インターネットで申し込む方が効率的です。

ちなみに、申し込みから収集また持ち込みの日までは2週間以上開くこともあり、場合によっては1カ月近く先になることもあります。少しでも早く粗大ごみを処分したいなら、時間帯や曜日を選んで連絡しましょう。

インターネットで申込み

電話連絡がスムーズにいかない場合、インターネットで申し込みを進めましょう。インターネットは24時間受付ですから、好きなタイミングで申し込みができます。

ただし、前述の通り自分での持ち込みはできませんから、持ち込みをしたい場合は電話で連絡してください。また、どのような申し込み方法であっても、大田区では一度に処分できるごみは1回に原則10個と決まっています。

どの程度の粗大ごみを出すのか、制限も意識しながら計画的に処分してください。

【大田区】粗大ごみで回収できないもの

大田区で粗大ごみとして回収できないもの、粗大ごみとして処分困難なものを紹介します。

  • 家電リサイクル対象品目
  • パソコンリサイクル法対象品目
  • 危険性の高いもの
  • 粗大ごみとして処分が難しいもの

家電リサイクル対象品目

家電リサイクル法では、一部の家電はリサイクルの義務があります。リサイクル義務のある家電製品は、粗大ごみとして処分できないので注意してください。

家電リサイクル法対象品目 ・エアコン

・テレビ

・洗濯機・衣類乾燥機

・冷蔵庫・冷凍庫

家電リサイクル法の対象製品は粗大ごみではなく、家電量販店などで引き取ってもらいましょう。また、家電リサイクル受付センターに依頼することもできます。

リサイクル品として収集してもらうか、自分で指定された場所に持ち込んで対応する必要があります。

パソコンリサイクル法対象品目

家電リサイクル法以外にも、パソコンリサイクル法対象品目も粗大ごみとして処分はできません。対象となるのは家庭用のパソコンです。

パソコンを回収してもらうには、次の方法があります。

  • 製造メーカーに依頼して回収してもらう
  • 一般社団法人パソコン3R推進協会に回収してもらう
  • パソコン宅配回収業者に依頼して回収してもらう
  • 不用品回収業者に依頼する

他にもリサイクルショップに引き取ってもらう方法もありますから、お好みの方法を選択してください。

危険性の高いもの

危険性の高いものとは、具体的には有毒・引火性・悪臭があるものを指します。具体的には次のようなものは粗大ごみには当たりません。

危険性の高いもの ・ガソリン、軽油、灯油

・エンジンオイル

・塗料

・ガスボンベ

・バッテリー

・薬品(毒物や劇物等)

・花火やマッチ

上記のものは回収できないため、製造メーカーや販売店に問合せして処分を依頼しましょう。処分できないと断られた場合は、清掃事業課や清掃事務所に問い合わせてみてください。

粗大ごみとして処分が難しいもの

そもそも粗大ごみとして処分ができないもの、難しいものも確認します。次のものは処分ができないとされていますから、処分には注意してください。

区での処分が困難なもの ・土、砂、石

・廃材

・コンクリートブロック、レンガ

・ピアノ

・耐火金庫

・タイヤ

・オートバイ、自動車

・一辺が230㎝を超えるもの

製造メーカーや販売店があるものは、そちらに問い合わせて回収を依頼しましょう。土や砂、廃材などは廃棄物を取り扱う専門業者に依頼してください。

複数の種類がある場合には、不用品回収業者に依頼すると一括して依頼できるので便利です。

付け加えると、消火器は取り扱っている販売店に問い合わせましょう。消火器にも使用期限があるため、期限が過ぎたものがあれば、消火器リサイクルセンターで引き取り可能な場所を調べられます。

【大田区】自治体以外で粗大ごみを処分するには

大田区以外に粗大ごみの処分を依頼したい場合、どのような方法があるか紹介します。

  • リサイクルショップに持ち込む
  • 購入した家電量販店に持ち込む
  • 不用品回収業者に依頼する

リサイクルショップに持ち込む

費用を掛けずに引き取ってもらう方法として、リサイクルショップに持ち込む選択肢があります。外観が綺麗で、問題なく使用できる家電なら引き取ってもらえるでしょう。

金額は少ないですが、引き取ってもらうことでお金も受け取れます。金銭的な費用を負担したくないなら、おすすめの方法です。

ただし、リサイクルショップに持ち込んでも必ず引き取ってもらえるわけではなく、場合によっては買い取れないこともあります。気になる方は事前にリサイクルショップに連絡し、買取可能か確認してください。

購入した家電量販店に持ち込む

家電リサイクル法により対象となる家電製品は、有料で家電量販店に引き取ってもらえます。製品によって金額は変わりますが、確実に引き取ってもらえるのでチェックしてみましょう。

  • エアコン:972円
  • テレビ:1,836円~2,916円
  • 冷蔵庫・冷凍庫:3,672円~4,644円
  • 洗濯機・衣類乾燥機:2,484円

販売店によってはキャンペーンでの割引、買い替えと同時に引き取ってくれるケースもあります。タイミングを見て、買い替えと同時に引き取ってもらうのがおすすめです。

不用品回収業者に依頼する

自治体での引き取りに適さないごみ、家電リサイクル法の対象にもならないものは、不用品回収業者に引き取ってもらうのがおすすめです。不用品回収業者は基本的に引き取れないものはなく、しかも最短で即日引き取りもしてくれます。

また、自治体のように引き取りの重量や数量に制限がなく、不要なものはすべて引き取ってくれます。一度にごみを処理したい方には、不用品回収業者がおすすめです。

粗大ごみの回収は不用品回収業者がおすすめです!

大田区で粗大ごみを処理してもらうには、粗大ごみ受付センターへの連絡が必要です。さらにそこから2週間程度待たなければ回収もしてもらえないため、引っ越しなどで期限が決まっている方には使いにくいでしょう。

そこで頼りにしたいのが不用品回収業者です。不用品回収業者は連絡すれば最短で即日訪問、引き取りもしてくれます。

自治体のように回収できないごみもないため、不用品回収業者に依頼すればほとんどの不用品をおまかせできます。一度に大量の不用品を処分したいなら、不用品回収業者に依頼してみてください。