目次
【練馬区】自治体での粗大ごみの出し方
練馬区では家庭で出た粗大ごみの回収方法として、2つの方法があります。それぞれどう対応すればよいのか解説します。
自治体へ収集を依頼する
一つ目の方法は自治体の粗大ごみ受付センターに依頼することです。粗大ごみは「おおむね30センチメートル角以上のもので、耐久消費財を中心とした大型ごみ」と練馬区ホームページで規定されています。
つまりソファや机、たんすなどの大型ごみであり、自力で持ち込むのが大変なものばかりです。自力で持ち込めない場合には、事前に自治体の受付センターに申し込んでおけば、後日収集に来てくれます。
粗大ごみを収集してもらうには「有料粗大ごみ処理券」を購入し、廃棄するごみに貼り付けておきましょう。処理券には収集日・受付番号・氏名などを記載する欄がありますから、忘れず記載して貼り付けてください。
収集場所は指定された場所か自宅の玄関先など、分かりやすい場所に出します。どこに出すべきかは受付センターに確認すれば教えてもらえますから、依頼するときには同時に確認してください。
自治体の指定場所へ直接持ち込む
もう一つの方法としては、自治体の粗大ごみ受付センターに直接持ち込むことです。こちらも事前の申し込みが必要ですが、指定された日時に直接持ち込むことができます。
軽トラや2トンまでの中型車で持ち込むことができ、運転免許証で本人確認すれば処理してもらえます。注意したいのは持ち込みには年度毎に回数制限があり、当該年度の4月から3月まで、1世帯につき3回までです。
また、1回あたりに持ち込める粗大ごみは15個までと規定されているため、不用品を処理する際には注意してください。
【練馬区】粗大ごみの手数料はいくらかかる?
練馬区の粗大ごみ手数料
一般的な家庭にあるもので、粗大ごみとして出すといくら必要なのか見ていきましょう。練馬区の「粗大ごみインターネット受付」では次の通りです。
品目 | 収集手数料 | 持込手数料 |
アルミサッシ | 800円 | 400円 |
オーディオ機器 | 400円 | 200円 |
学習机(椅子を除く) | 1,200円 | 600円 |
自転車(16インチ未満) | 400円 | 200円 |
書棚(長い2辺の合計270㎝超) | 2,000円 | 1,000円 |
たんす(長い2辺の合計180㎝超~270㎝) | 1,200円 | 600円 |
テレビ台(幅1m以上) | 800円 | 400円 |
電子レンジ | 400円 | 200円 |
ハンガーラック(回転式) | 800円 | 400円 |
物干し竿 | 400円 | 200円 |
※2022年4月20日時点のものです。
基本的にサイズの大きいものや重量のあるもの、処理が大変なものは手数料も多くなります。また、持ち込み手数料は収集手数料の半額になるため、一度に大量の粗大ごみを廃棄する場合は、持ち込みの方が手数料が安く済みます。
券種
練馬区の有料粗大ごみ処理券には2種類があります。1つは1枚200円A券、もう1つは1枚300円のB券です。
どちらも処理券であることに違いはありませんが、練馬区以外では使用できない点には注意してください。2種類の処理券は品目に応じて使用し、収集の際にわかりやすい場所に貼付しましょう。
購入場所
2枚の有料粗大ごみ処理券ですが、購入場所は限られています。有料粗大ごみ処理券をお買い求めの際は以下の場所で購入できます。
- 練馬区内のコンビニエンスストア(ローソンストア100を除く)
- 練馬清掃事務所
- 石神井清掃事務所
- 清掃リサイクル課(区役所本庁舎18階)
ごみ処理券を取り扱っている店舗であれば、「練馬区有料ごみ処理券取扱所」という標識が貼ってあるので探してみてください。
処理券の貼り方
有料粗大ごみ処理券の記入欄には、収集日と受付番号または氏名を記入します。また、令和3年10月1日から新しいデザインに変更され、収集予定日も記入する欄ができました。
どこに貼るべきかという明確な決まりはありませんが、収集でも持ち込みでもわかりやすい場所に貼るように注意喚起されています。ごみ処理券が貼付されていないと、収集されませんから必ず目につきやすい場所に貼付してください。
免除される場合
通常は粗大ごみの廃棄・処理には有料粗大ごみ処理券が必要ですが、例外的に費用が免除される場合もあります。具体的には次のケースです。
- 生活保護受給者
- 児童扶養手当・特別児童扶養手当受給者
- 中国残留法人
免除を受けるためには受給を証明する証書のコピーや、生活保護受給者であれば生活保護の保護証明書原本が必要です。インターネットからの受付は行っていないので、免除を受けたい場合は粗大ごみ受付センターに電話で申し込みましょう。
【練馬区】の粗大ごみの規定と申し込み方法は?
練馬区で粗大ごみを出す際の規定と申し込み方法を紹介します。
粗大ごみの規定
練馬区の規定では、粗大ごみの定義は次のようになっています。
- 粗大ごみとは原則として、おおむね30センチメートル角以上のもので、耐久消費財を中心とした大型ごみです。
つまり、30㎝以上の大きさのあるものは粗大ごみとして扱われ、練馬区の粗大ごみ受付センターに連絡して、収集依頼か持ち込みをしなければなりません。ただし、30㎝未満だとしても、粗大ごみとして扱われる場合もあるので注意が必要です。
例えば、元々の大きさが30㎝を超えるものをパーツに分解したとしても、扱いは粗大ごみのままです。小さければ粗大ごみではない、ということはないので注意してください。
粗大ごみの出し方①練馬区の粗大ごみ受付センターに申し込み
練馬区で粗大ごみを出すには、まず粗大ごみ受付センターに申し込みます。申し込み方法は以下の2つがあります。
- 電話
- インターネット
電話での申し込みは月曜日~土曜日の8時~19時まで、年末年始以外となっています。受付時間は午後7時までとなっているので、昼間は仕事をしている方でも申し込みがしやすいでしょう。
インターネットの場合は24時間申し込み可能となっていますから、昼間に時間を取れない方はインターネット経由で申し込む方が便利です。どちらの申し込み方法でも回収日時や申し込み日時が指定されますが、希望した通りの日時になるとは限りません。
あくまで粗大ごみ受付センターが対応できる時間帯を指定されることから、日時についてはしっかりと相談してから決定してください。
粗大ごみの出し方②処分にかかる費用が見積もられる
電話またはインターネットで申し込みが完了すると、次に収集か持ち込みかによって費用が変わってきます。収集は費用が高くなりますが持ち込む必要がなく、逆に持ち込みは費用が半分で済む分、自分で持ち込まなければなりません。
ご自身の都合も考えながら、最適な方法で粗大ごみを処分してもらいましょう。
粗大ごみの出し方③有料粗大ごみ処理券を購入する
練馬区の各所にある練馬区有料ごみ処理券取扱所で、200円のA券または300円のB券を購入します。購入の際は事前に粗大ごみ受付センターから伝えられた金額分を購入してください。
ごみ処理券には日付と氏名などの必要事項を記載し、処分する粗大ごみの分かりやすい場所に貼付します。収集を依頼した場合は、指定日の朝8時までに指定の場所に粗大ごみを運び、処理券が見えやすいように置いておきます。
持ち込みの場合は時間帯の指定がされていない限りは、指定日に持ち込めば問題ありません。ただし、いずれの場合でも処理券を貼り忘れると回収してもらえませんから、処理券は忘れずに必要事項を記載して貼付しておきましょう。
【練馬区】の自治体で処分ができない粗大ごみとは?
粗大ごみとして出しても回収してくれないものもありますから、処分できないものを確認します。何でも粗大ごみに出せばいいのではありませんから、下記を参考にしてみてください。
- リサイクルが義務付けられているごみ
- 適正に処理するのが困難なごみ
- 毒性・危険性のあるごみ
処分できない粗大ごみの種類
リサイクルが義務付けられているごみは、家電リサイクル法によって粗大ごみとして出すことができません。具体的にはテレビや冷蔵庫、エアコン、洗濯機などの白物家電です。
こうした家電は家電量販店で引き取り義務があるので、処分する際は販売店に相談して引き取りを依頼すべきです。最近では買い替えと同時に引き取ってもらうとお得になるサービスがあるので、買い替えのタイミングで引き取ってもらうとよいでしょう。
適正に処理するのが困難なごみも処分できません。判断が難しいところですが、練馬区によるとバイク、ピアノ、自動車のタイヤ、耐火用金庫、消火器などが対象外とされています。
いずれも大型のものや引火・爆発の危険があるものです。判断に困った場合は問合せしてみることをおすすめします。
最後に毒性や危険性のあるごみです。例えば薬剤や使用済みの注射針、石材(アスベスト等)が当てはまります。
注射針や薬剤の場合は処方された病院や、近隣の薬局で引き取ってもらえますから、そちらにご相談ください。アスベストは肺気腫リスクがあることから、専門の廃棄業者に依頼しましょう。
※粗大ごみとして出せるか判断が難しい家具や家電の例を挙げ、練馬区の規定に沿ってどう捨てるべきかを説明してください。
例:家電リサイクル法の対象となる家電、適正処理困難物に当てはまるもの、練馬区でのソファーの捨て方など
判断が難しい家具や家電の例①テレビ
テレビは家電リサイクル法により、自治体で回収してもらうことは出来ません。家電リサイクル法の対象品目なので、家電量販店に引き取りを依頼するしかありません。
家電リサイクルで対象となる他の製品は次の通りです。
- エアコン
- テレビ
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
上記の品目を処分する際は、粗大ごみではなく家電量販店での引き取りです。処分する際は間違えないように注意してください。
判断が難しい家具や家電の例②オートバイ
次に練馬区で適正処理困難物とみなされるものをチェックします。代表的なものとしてオートバイがあります。
より細かく見ていくと、区の発表では次のものが回収困難です。
- オートバイ
- タイヤ
- ピアノ
- 耐火金庫
- 消火器
- 石・土
- 汚泥
オートバイやタイヤ、ピアノなどは処分の際に排気ガスの問題があり、練馬区では粗大ごみとして処理できません。石、土、汚泥などは有毒ガスやアスベストの危険もあるため、専門の廃棄業者に依頼してください。
判断が難しい家具や家電の例③ガスボンベ
収集運搬が困難なものとして、ガスボンベ(カセット式以外)も対象となっています。具体的には次のものは回収してくれません。
- バッテリー(リチウムイオンバッテリー等)
- 薬品
- 金属粉
- 灯油・ガソリン
- 塗料
- 廃油
- ガスボンベ(カセット式以外)
いずれも悪臭や引火性、爆発性、有毒性のあるものですから、粗大ごみとして処分はできないとされています。適切な処分業者に連絡し、引き取りと処分をお願いしてください。
自治体以外で粗大ごみを処分する方法3つ
自治体以外で粗大ごみを処分する方法には3つの方法があります。
- リサイクルショップに直接持ち込む
- 家電量販店などへ持ち込む
- 不用品回収業者に依頼する
リサイクルショップへ直接持ち込む
リサイクルショップでは比較的新しい家具や家電、古くても見た目が綺麗な製品であれば、引き取ってもらえます。リサイクルショップに持ち込めば、費用が不要です。
なにより買取してもらえれば、わずかとはいえ金銭的な利益にもなります。手数料も不要ですから、お得に粗大ごみを処分したい方にはおすすめです。
ただし、リサイクルショップへの持ち込みにもデメリットはあります。お店に持ち込んでも、必ず買い取ってもらえるとは限らないからです。
事前に買取可能な商品か否か、公式サイトでチェックしたうえで持ち込んでください。
家電量販店などへ持ち込む
家電リサイクル法の対象製品であれば、家電量販店に持ち込む方法もあります。この方法は引き取りに代金が必要ですから、下記のリサイクル料金を参考にしてください。
- エアコン:972円
- テレビ:1,836~2,916円
- 冷蔵庫・冷凍庫:3672~4,644円
- 洗濯機・衣類乾燥機:2,484円
家電の買い替えのタイミングで引き取ってもらうと、引き取りが安くなるケースもあります。リサイクルショップで買い取ってもらえない場合に、家電量販店に引き取ってもらうのもよいでしょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者とは引き取り依頼をすると、自宅や指定の場所を訪問してごみを引き取ってくれる業者です。引き取りの対象品目に制限がなく、大量に発生したごみや引き取り先のないごみを処分する際におすすめです。
不用品回収業者は買取こそしませんが、リサイクルショップや家電量販店のような制限がなく、しかも持ち込みも必要ありません。つまり、依頼者は電話やインターネットで申し込みさえすれば、後は指定の日時に業者を待つだけです。
- 持ち込むのが大変な量のごみがある
- 引っ越しですぐに処分したい
- 自分で運べない大型のごみがある
- 夜遅くでも対応してもらいたい
上記のような悩みがあるならおすすめです。非常に便利なサービスですから、処分に困るごみが多い家庭は不用品回収業者に依頼してみてください。
粗大ごみの処分に不用品回収業者がおすすめの理由とは?
粗大ごみの処分に不用品回収業者をおすすめする理由として、次の理由があります。
- 粗大ごみ受付センターでは処分してくれないごみが多くても大丈夫
- 昼間は仕事で、夜しか対応できなくても問題なし
- 2階に大型の荷物があっても、業者が対応してくれる
- 処分の期限が決まっていても、すぐに対応してくれる
- ご近所に知られないように対応してくれる
申し込み方法は電話やインターネット、LINEなどでも対応しています。多くの業者は出張と見積もりは無料ですから、まずは気軽に相談してみるのがおすすめです。
不用品回収業者を利用する際の流れ
不用品回収業者に依頼する際は、大きく次の流れで進みます。
- 電話やインターネットで見積もり依頼
- 指定の日時に出張査定
- 見積もりをもらい、回収を依頼
- 粗大ごみの回収
上記の流れで進むので、ごみ処理券の購入や持ち込みも必要ありません。依頼人が行うのは見積もり依頼と契約のみです。
不用品を運び出す必要もなく、ごみだけを分別しておけば業者が運び出してくれます。時間帯も都合に合わせて変更できるので、忙しい方にもピッタリの方法と言えるでしょう。
また、中には買取やハウスクリーニングなども同時行っている業者もありますから、ごみの処分と合わせて利用するのもおすすめです。
粗大ごみの回収は不用品回収業者がおすすめです!
粗大ごみの回収は自治体の粗大ごみ受付センターだけでなく、リサイクルショップ、家電量販店、不用品回収業者があることを紹介しました。粗大ごみは大きなカテゴリーではあり、練馬区では対応していないごみも多いです。
リサイクルショップや家電量販店では、対象品目や商品として再利用できるもの以外は引き取ってもらえません。その点、不用品回収業者はごみは種別や品目を問わず、どのようなものでも引き取ってくれます。
引っ越し前の不用品処分、遺品の整理、家電の買い替えなど自宅で不要なごみが出る場合には、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。どのようなごみでも引き取ってくれることから、ごみの処分に悩んだら相談すれば間違いがないでしょう。